伊藤 新

「リアルな課題やクライアントに真摯に向き合い、期待以上の価値を生み出す」
~クライアントに頼られ、社会に貢献する~

研究員とは
クライアントの「欲しい」以上の価値を提供する仕事である。
環境エンジニアリング事業本部
設計支援グループ
伊藤 新
2015年入社
大学院理工学研究科環境都市専攻(修士)

入社後の主要業務

1年目
廃棄物等処理支援業務(国)
2年目
同上
3年目
同上
4年目
(仮称)リサイクルセンター施設整備にかかる生活環境影響調査業務(A市)
5年目
最終処分場延命化等整備方針策定業務(B広域衛生施設組合)
6年目
生活環境影響調査等委託(C市)

当社への志望理由は?

学部4年の時に研究室の教授の紹介である自治体の小型家電回収のモデル事業があり、その業務のアルバイトの声がけがあって、そこで初めて当社を知ったんです。当時は資源生産性や資源循環についての研究をしており廃棄物関連には全く触れていなかったのですが、資源循環系でいわゆる入口側の指標を見ていたのですがすぐに結果が出ない、一方廃棄物は出口側の指標で減らしたら減らしただけ結果が出やすい。アルバイトをしているうちに廃棄物の処理を進めていくと結果が出やすいのかなと考え、それで興味を持ったのが最初のきっかけです。
大学院に進んだ後も引き続き資源循環系の研究を進めていたのですが、思ったような結果が出ず…。入口系で指標を作ったとしても社会に影響を与えるまでには時間がかかるため、出口側を見ても面白いのかなと考え、当社を選びました。

所属組織、業務内容を教えてください

環境エンジニアリング事業本部設計支援グループに所属しています。主に担当しているのは、災害で発生した廃棄物の処理に関することを国と一緒に進める業務です。その他に、ごみの最終処分場の計画、設計、施工監理(建設の工程進捗、使用部品等のチェック)や生活環境影響調査、分かりやすくいうと環境アセスメントを行っています。施設を作る前に、環境面でどの様な影響が出るかなどを示さなければならないので、そのための調査も行っています。廃棄物の処理支援に入社当初からほぼずっと、5年半携わっています。

特に思い出に残っている業務を教えてください

入社1年目の業務で数値を推計して国に提出したのですが、翌日テレビのニュース番組で発表されていたのを見た時は、やりがいを感じました。
苦労の面でいうと、色々な企業が関わっている業務で調整が必要な場面が多く、うまく事が運ぶようその時々の最適解を見つけるのに苦労しています。
例えば、計測機器で不具合が発生しても、納入業者の都合上修理が直ちにできない状況でも、クライアントからはすぐ修理するよう指示があり…というようなジレンマが、現状でもありますね。

将来的な目標を教えてください

頼られる研究員になりたいです。「これ、伊藤さんに頼んでおけばいいや」という形が理想です。扱う内容が当社内の範囲であれば、何でも良いです。お客さんに頼られ、社会に貢献できれば良いと考えています。

入社前と入社後のギャップはありましたか?

今回初めて言うのですが、実は入社前は入って技術を身につけたら独立しようと思っていたんです。ただ実際入社してみたら、自治体や国からの案件の参加要件として、そもそも実績がある会社にいないと仕事自体が取れないということを認識しました。

日々の働き方やプライベートについて教えてください

最近はテレワークになっていますが、以前毎日出社していた時は月~金は仕事をしっかりして、土日は仕事を持ち越さないようにしていました。最近業務の忙しさが変化してきたのもありますが、入社直後は土日も働いていたこともあります。
出社時は10時頃に出勤、メール処理等をしつつ昼食、何もなければ19時頃に帰っています。忙しい時でも22時前には退社するようにしています。その時の忙しさに応じて勤務時間は流動的です。休みの日は、友だちと昼から飲みに行ったり、フットサル等のスポーツをしたりしています。最近はご近所さんとゴルフもしています。

コロナ禍で働き方や業務内容に変化はありましたか?

テレワークの場合通勤時間が無いのが大きく、その分仕事にも、プライベートにも充てられるということで、時間を有効に使えるようになってきていると思います。
業務だと直接会える機会が減り、ウェブ会議が増えています。打合せ前にクライアントと議題のすり合わせをし、事前に資料を送っておくことで、会議が効率的に短時間で進むようになってきているのは良い点だと思います。

当社の社風を教えてください

大学院の研究室の延長という印象です。分かりやすく言うと、(スーツではなく)私服で仕事をしたり、1年目からフレックスタイム制で10時くらいにのんびりと出社しても良く、終われば早く帰れる等、時間もかなり自由に使えます。
自由ですが、その分きちんと自分で管理しなければならないというのはあります。

研究員に必要な資質や能力は何だと思いますか?

聞く、見る力、だと思います。
クライアントの発注内容から本心を引き出し、相手が求めているよりさらに良いものを提供することが次につなげるために必要と考えています。

研究員としてこだわっているところ、譲れない部分を教えてください

法令順守。ずれたことはいけません(笑)!
ゆずれない、というよりは柔軟に対応しています。相手に合わせて柔軟に、さらに良くしようと考えています。

内定者インタビュアーの感想:

伊藤さんは大学で研究を行う中で、廃棄物の分野・指標ならば社会に対して即時性のある影響を与えられると感じ、志望したとのこと。入社当初からステークホルダーとの関係性や折衝という点で苦労しながらも継続して携わっているというお話や、相手の本心を聞き出し、必要なものを提供するといった研究員に必要な資質、こだわりといった部分に対する回答から、「今目の前にある業務や相手に真摯に向き合い、継続して最善の成果を導く」という姿勢を強く感じ、好感を持ちました。
インタビューを通し、エックス都市研究所は大学の研究室のような自由さ・人の柔らかさと仕事に対する真摯さ、向上心のバランスが保たれた場所であるように感じました。

社員インタビュー
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