お知らせ

国際産業生態学会(ISIE 2025)にて研究成果を発表しました。

  • 2025年07月11日
  • トピックス

2025年7月、シンガポールで開催された国際産業生態学会(ISIE: International Society for Industrial Ecology)にて、当社研究員が研究発表を行いました。本発表では、廃棄物処理の広域化をテーマに、シミュレーションと可視化手法を用いて、経済性・環境性の評価を行った結果を紹介しました。そのうえで、広域処理の是非を、国民的な議論に昇華する必要性を提起しました。単なる効率論にとどまらず、可視化によって具体的にイメージできる将来像を示すことで、効率上の極論と地域事情とを対話させ、現実的な第三の選択肢へ導くプロセスの重要性を論じています。本研究は、環境研究総合推進費 3CN-2202「プラスチック等脱炭素広域循環経済と⾷品廃棄物地域循環による環境・経済効果の最⼤化【JPMEERF20223C02】」(研究代表者 国立環境研究所 藤井実)の成果の一部として発表されました。

発表資料(PDF)

国際産業生態学会(ISIE)について
ISIEは、産業エコロジーの研究と実践を通じて、持続可能な社会と循環型経済の実現を目指す国際学術団体です。環境問題と経済活動の統合に関心をもつ科学者、技術者、政策立案者、実務者のネットワークを形成し、研究・教育・政策・コミュニティ活動・産業実務の各分野において、産業生態学の応用を推進しています。ISIEは、質の高い研究を通じて社会変革を促進し、持続可能な未来の構築に貢献することを目的としています。

第12回国際産業生態学大会シンガポール( ISIE 2025)

一覧に戻る