関根 真

環境リスクの課題に研究員として政策面で貢献する
~自分でやってみたい仕事がある、自分でやりたい仕事をつくることができる~

研究員とは
クライアントから頼られ続けることである。
環境政策研究本部
環境リスク管理チーム
関根 真
2016年入社
大学院 環境情報学府環境リスクマネジメント専攻(博士)

入社後の主要業務

1年目
POPs廃棄物の適正処理関連業務(国)
2~4年目
ばい煙の排出実態調査計画及び排出抑制対策関連業務(国)

当社への志望理由は?

学生の時はバングラデシュを対象に地下水や食品中のヒ素問題を解決したいと思い、研究に取り組んでいました。研究だけでなく、現場に行ったりもしましたが、実際に行くと、やはり政策を動かさないと問題は解決しないという考えに至ったのがベースにあります。大学時代の自分の思い、やってきたことを活かせると思って当社を選択しました。
いくつかシンクタンク系のコンサルティング会社がありますが、他社含めてOB,OG訪問した時に自分と合うなと感じたのが当社でした。他社も合わなかった、というわけではないのですが、当社がベストでした。私は相談した人が合っていたのでしょうね。そういう意味では、人で選んだと言えます。

所属組織を紹介してください

組織改編があり、国際環境政策チームと私の所属する環境リスク管理チームが合体して、環境政策研究本部ができました。背景としては、どちらのチームも国の環境政策をメインに扱っていて、水銀、POPs(残留性有機汚染物質)などの化学物質を政策面でどうマネジメントしていくか、という点で業務領域が近いからだと理解しています。現在は新しいテーマとして海洋プラスチック問題にも取り組んでいます。
環境リスク管理チームとしては、今後は特に大気中、水中、廃棄物中のリスク評価に注力したいと考えています。新しい分野にチャレンジしようという機運が高まっています。
チームとして組織的な対応は大事ですが、個人としての能力形成が非常に重要です。1年目は同じチームの先輩がOJTでついてくれました。もちろん最初から1人ではできません。少しずつ先輩のサポートが減っていき、独立していくという流れです。現在4年目ですが、手持ち業務のうちのひとつは、自分がメインで対応しています。

特に思い出に残っている業務を教えてください

はじめてメインで行った、ばい煙関係の業務ですね。ばい煙発生施設のばい煙(ばいじん、NOx、SOx)をどう管理するかという業務で、実際国内ほとんどの工場で発生するため、十数万ものデータを解析しました。統計解析は大変でしたが、最初から最後まで全部に関わったので、思い出深い業務になりました。

仕事上の失敗を教えてください

1年目ですが、検討会当日に寝坊をしてしまった事があります。会場が自宅から1時間ほどかかる場所で、10時開始なのに9時過ぎに目が覚めました…。通常、資料のセッティングのために会場に早めに入るのですが、その時はタクシーで行って開始5分前に着きました。
資料を持参し忘れたこともありました。家に取りに戻ったので、その時は10分前に会場に到着しました。いずれもなんとか事なきを得ました。その後対策を立てたので、同じ失敗は二度と繰り返していません。

仕事のやりがいは?

国の業務の中の検討会で、自分が作成した資料を発表し、そこで有識者に質問をされ、きちんと回答できた時は、国の事なので規模が大きいですし、やりがいを感じますね。

将来的な目標を教えてください

元々アカデミックに進みたい、という強い思いがあったわけではなく、自分がやってきた事が面白かったのでそのまま続けた結果、博士を取りました。博士課程を取っている者の従事が発注業務の資格要件となっている場合があるので、その際には役立っているとは感じますが。
先輩たちのように1人で業務を回せるように、1人前に業務ができるようになって、一流のコンサルタントになりたいと思っています。

「一流の研究員」のイメージとは?

この分野については有識者以上、というくらいになりたいです。知識や経験を積んで、クライアントに感謝され、有識者にも認められる、というのが一流の研究員だと考えます。

入社前と入社後のギャップはありましたか?

学生時代に研究していたことをそのままできているわけではないですが、別のテーマでもやりだしたら楽しいと考えるタイプですね。大学が環境リスクマネジメント専攻だったので、大きくはそのまま引き続き同じことをしているという感じです。広く深い分野ですが、リスク評価分野に特に興味があります。
こういったことをやりたいと言えば、やらせてくれると思います。今やっている事をベースとして、実績・能力を積み上げていきたいですね。

「やりたい」ことがあれば、やらせてくれるのでしょうか?

やれると思います。入社したばかりは、さすがにそれは難しいとは思いますが。業務を取れるレベルの先輩と相談する、もちかける、ということは可能かと思います。主張して努力していれば、やらせてくれるのではないでしょうか。会社全体としては、どんどんやらせてくれる。ウェルカムな雰囲気です。

当社の社風を教えてください

同期の仲が良いです。プライベートで金沢旅行に行った事もありますし、飲みに行ったりします。同期に恵まれていると感じています。先輩も優しいですし、若手同士の飲み会もあります。みんなで釣りに行ったりもしましたね。

日々の働き方やプライベートについて教えてください

上半期(4~9月頃)はわりと静かですね。のんびりしていて、10時に出社して、17、18時頃に帰るという感じ。繁忙期(1~3月頃)は、朝8時に来て、終電で帰った事もあります。業務が立て込んでいる時期は、会社に泊まった事も一度ありました。ただ、今年はかなり勤務時間が減ってきていて、遅くとも21時半頃には帰ります。最近全社的に浸透してきているワークライフバランスの影響もあると思いますが、自分自身が経験を積んで業務に慣れてきた面が大きいと思います。
繁忙期の土曜は、家でずっと寝てしまう時もあります。通常は、中高時代の友達とご飯に行ったり、家事をしたりして過ごしています。

内定者インタビュアーの感想:

関根さんは、大学で専門的なことを学んだうえで、政策に携わることで課題解決したいと考え選んだのが、エックス都市研究所でした。働いている現在でもその思いは変わっていないようでした。自分でやってみたい仕事がある、自分でやりたい仕事をつくることもできる、そんな仕事への熱量をみんな喜んで受け入れてくれる空気があるということは印象的でした。
インタビューを通して、同期で休日に出かけるなど、社内の人間関係の良さを感じました。また、皆さん堂々としており、会社の中で1人1人の個性をしっかり出せる関係にあることを感じました。
また、エックス都市研究所は会社として、それぞれに合った仕事量に調整したり、帰宅時間を早めたりする取り組みが広がっているそうです。中小企業ではあまり進んでいない印象を持っていましたが、働き方改革が少しずつ進んでいるそうです。

社員インタビュー
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